ヒメシャラの盆栽の育て方

姫沙羅(ヒメシャラ)の盆栽

ヒメシャラはツバキ科に属する落葉樹。育つと10数mにも達する高木になり、本州の中部地方より西側の地域で自生しているものも見られます。
似たような木にナツツバキがありますが、ナツツバキよりも少し葉や花が小ぶりなために「姫」と名づけられています。
庭のシンボルツリーとしてもよく利用されていますが、盆栽としても人気の高い樹種で、小ぶりな葉が盆栽の情景を想起させるのに一役買ってくれています。

また、落葉樹なので冬の時期には葉を落としてしまいますが、寒樹の美しさにも定評があり、一年を通して楽しむことのできる樹です。
自然樹形で直立した姿も凛々しいのですが、盆栽としての味を出すためにはちょっとした手間と工夫が必要ですね。

― スポンサードリンク ―
― スポンサードリンク ―
ヒメシャラの育て方

姫沙羅(ヒメシャラ)って?

姫沙羅(ヒメシャラ)の特徴

ツバキ科に属する通り、花期には白くてかわいい花をつけてくれますが、ヒメシャラの一番の特徴はやっぱりその幹肌。
日本三大美幹にも数えられる、淡い赤から褐色に近い色で光沢があり、すべすべとした幹を見たいがために育てている方も多いかと思います。
ちなみにそのほかの2種は白樺(しらかば)と青桐(アオギリ)です。

寒さにはやや弱く、水を好む性質があります。

これはツバキ科の植物全般に言えることですが、害虫、特にチャドクガの発生には注意が必要です。
そのままで育てると木は垂直に伸び、どんどんと背が高くなっていくので、庭に植えて育てる場合にも脚立が届く範囲で収めておくと管理がしやすそうですね。
ただ、成長速度はそれほど早くはないので、そんなに手間はかからない種類の木かと思います。
盆栽として育てるのなら、ひょろひょろと背ばかりが高くならないように芽摘みや剪定をして、枝と葉を増やすようにしましょう。
見所である幹肌を損なわないように、針金を掛けたら食い込む前にはずします。
幹が細いもので株立ちに仕立ててあるものも風情がありますね。

姫沙羅(ヒメシャラ)の盆栽の作り方

姫沙羅(ヒメシャラ)の剪定

ヒメシャラは自然と樹形が整う樹で、庭木なら放任でもそれなりにまとまった樹形に育ちます。
ただ、成長と害虫対策のためにも風通しは良くしておきたいですですね。

萌芽力は弱い方の木なので、太枝を切る強選定は注意が必要です。
切ってしまった後で脇に芽が出てきてくれない、といったことになってしまうかもしれません。
葉刈りをするときにも毎年は行わす、隔年で行うようにしましょう。
また、夏場に剪定をしてしまうとそこから枯れこんでしまうことがあります。
自然な樹形を生かすことを念頭において育てていきましょう。

姫沙羅(ヒメシャラ)の植え替え

植え替えの適期は12月から翌年の3月。葉を落として休眠している時期に行ってください。厳寒期は避けたほうがいいです。
乾燥させないように水持ちのいい土を使い、日のよく当たる場所に置きます。ただ、西日は避けられるようにしておいたほうが良さそうです。
冬には氷点下にならない場所で管理してください。

姫沙羅(ヒメシャラ)の潅水(水遣り)

乾燥を嫌うので、水遣りはしっかりと行いましょう。
特に根元が乾ききっててしまうと木が弱ってしまいますので、土の表面が乾いたな、と思ったら水をあげるようにしてください。
目安としては、夏場は1日に1回、それ以外なら2日に1回程度です。

姫沙羅(ヒメシャラ)の施肥

冬の終わりの寒肥と、秋の始めの施肥を行います。
多肥になってしまうと幹が荒れてしまうので、適量をあげるようにしてください。
緩効性のものを使って、秋の施肥は春の時よりも控えめにするようにしましょう。

姫沙羅(ヒメシャラ)の増やし方

実生や挿し木といった方法で増やせます。
秋口にできた種をそのまま採り蒔きにすれば翌年の春に芽を出してくれます。
挿し木は、初夏に新しい枝を挿す緑枝挿しが有効です。
水を切らして乾燥させないようにしてくださいね。

― スポンサードリンク ―

お勧めの樹

  • 紅葉(もみじ)
  • 銀杏(いちょう)
  • 椿(つばき)