紅葉の盆栽の育て方

紅葉(もみじ)の盆栽

もみじはかえで科に属する落葉樹。青葉の頃もたのしめますが、葉が落ちる前の真っ赤な紅葉が印象深い樹です。
誰しもが一度は目にした事のある光景ですよね。
季節の移り変わりを感じさせてくれるモミジの盆栽は、
葉物盆栽の代表とも言えるものです。

もみじやかえでは比較的に育てやすく、また多くの地域の気候にも合うので、
盆栽にするのにもおすすめです。
葉の形の違うものがあったり、枝垂れるものがあったり、春に紅葉する種があったりと、同じもみじでも品種を選ぶ楽しみもあります。
落葉樹なので冬には葉を落としてしまいますが、冬のもみじの姿もなかなか味わい深いですよ。

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もみじの育て方

紅葉(もみじ)って?

紅葉(もみじ)の特徴

紅葉と楓(かえで)は同じ科に属する木です。
盆栽では一般に葉の切れ目が深く数の多いものを紅葉、切れ込みが浅く数の少ないものを楓と呼んでいますが、それだけでははっきりと区別はつけにくいものもあります。

どちらも分類上では同じ種類に属し、性質としても似通っていますので、手入れの仕方はどちらかに準じたやり方でいいかと思います。

ちなみに、メープルシロップが採れるのも、カナダに自生するメープル(サトウカエデ)ですね。

もみじは日本の風土に合っているため、それほど手をかけなくてもすくすくと育ちます。
が、盆栽にするときにはあまり大きくなっても困ります。
好みの高さになるまでは伸び伸びと育てながら、手を加えるところは加えて樹形や枝の細かさを作っていきたいですね。

葉は対生で、2本が対になってでてきます。

もみじの盆栽の見所は、整った枝先と葉とその紅葉(こうよう)の姿です。
葉を密にするためには芽摘みや芽切りが必要です。
一年の間にもどんどんと芽は伸びてきますので、茎が間延びしないようにこまめに切るようにしましょう。

紅葉(もみじ)の盆栽の作り方

紅葉(もみじ)の剪定

もみじの葉は対生で生えてきます。
幹になる部分は2本のうちのどちらかを残し、枝先では葉を多くするために葉の間の芽を摘むようにします(芽摘み)。
その後に伸びてきた枝は、同じように対になった葉の間の枝を切って間延びを防ぎ(芽切り)、徐々に細かい枝と葉を作っていきます。

休眠期には葉が落ちて幹の様子がよく分かりますので、樹形を整えるための剪定を行います。
思い切って太い枝を切ることもできます。
切った時には癒合剤を使って保護しておくことも大切です。

剪定をするときには時期に注意しましょう。
春先など、木が活動を始めた時に枝を切ると樹液が吹き出し、木を弱めてしまいます。
メープルシロップもカエデの樹液だと考えると、それも納得ですね。

紅葉(もみじ)の植え替え

植え替えの適期は葉が落ちた休眠期です。
ただし厳寒期は避けて、10月末〜11月、2月〜3月に行うのがいいでしょう。

植え替える土は水はけの良いものを。赤玉土に腐葉土を6:4位の割合で混ぜたもので大丈夫です。川砂を1割程度入れてもいいかと思います。

盆栽においては、株元の根の張り具合も鑑賞のポイントになります。
「根張り」と呼ばれるもので、もみじの盆栽では非常に重要です。
根張りの良い木に仕立てるためにも、真下に伸びる直根や下に伸びる太い根は、植え替えの際に切っておくようにしましょう。

日照の管理も大切で、春や秋は十分に日の当たる場所に、夏の暑いときには半日陰へ置くようにします。
あまり強い日差しに当てると葉やけを起こしてしまい、木を弱らせてしまいます。
残暑の厳しい秋口などには特に注意が必要です。
植え替え直後も直射日光には当てないようにして、徐々に日差しに慣れさせるようにしましょう。

紅葉(もみじ)の潅水(水遣り)

水は切らさないように注意をしましょう。
春・秋は1日に1回、夏は朝と夕方の2回、冬は土の表面が乾いたらあげるようにします。
もみじの根は土の表面近くに細かい根が多く、水が多すぎると根腐れの原因になります。
水はけの良い土に植えるのもそのためです。

紅葉(もみじ)の施肥

秋口に少量の肥料を施すだけでよいかと思います。
元気がないからといってその都度肥料を施すのは植物にとっては逆効果で、適量を適時に、が大切です。
それよりも置き場所を変えて日照を良くしたり、水のやり方を変えてあげたり、剪定を控えることで樹勢をよくすることが一番です。

紅葉(もみじ)の増やし方

主に実生・挿し木で増やします。
もみじにも、春先に小さいながらに花が咲きます。
花が咲いた後によく見ると翼のついた種ができており、秋になると風に吹かれてくるくると回りながら地面に落ちます。
この種を取って植えると、翌春にはもみじの芽が出てきます。
播種の時期は2月〜3月です。
植える前に水に浸けたり冷蔵庫で冷やしたりして、芽を起こしてやると発芽率が上がります。(休眠打破といいます)
自然に近い状態にするために、あえて傷をつけたり薄皮を剥いたりする方法もあります。

挿し木の場合は、前年の枝を3月・4月の春先に挿すやり方と、春に伸びた新梢を挿す方法があります。
いづれにしても必ず成功するわけではないので、多めに用意をして試してみるといいかと思います。

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