桜の盆栽の育て方

桜(さくら)の盆栽

日本で春を感じる花といえばやっぱり桜。
冬が終わり、暖かくなってきたことを感覚だけではなく眼で教えてくれる季節の花です。
「花より団子」のことわざもありますが、桜の花をみるとついつい手が止まってしまいますよね。

並木道の桜のトンネルの風情ももちろんいいのですが、
テーブルの上で見る小さな桜盆栽。
独り占めしてみるのもいいのでは?

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サクラの育て方

桜(さくら)って?

桜(さくら)の種類

街路樹や公園など、最もよく目にするのが染井吉野(ソメイヨシノ)です。
標本木としての役割も持ち、春になると聞かれる「桜前線」や「開花宣言」は、このソメイヨシノの花を基準に決められます。
ただ、実は桜には非常に多くの種類があり、園芸品種などをざっと数えると600種を超えるともされています。
もちろん、その中には日本の固有種も含まれています。

桜は鉢植えで育てるのがやや難しい樹種ではありますが、盆栽として好まれているのは、若い木でも花をつけやすい「一才桜(いっさいざくら)」や花に見ごたえのある「八重桜(やえざくら)」、樹姿に風情のある「枝垂桜(しだれざくら)」などです。
品種名でいえば「旭山桜(一才)」、「牡丹桜(八重)」、「南殿桜(八重)」、「御殿場桜(一重)」、「枝垂れ富士桜(枝垂)」、「寒緋桜(早咲き)」など。
咲く時期や花の姿、色などでいくつかの種類を置いておくと、桜の楽しみ方も増えるのでお勧めです。

桜(さくら)の特徴

日本の風土に合い、ほぼ全域で育てることができますが、品種によっては自生地が南のほうだったり高山だったりもして、耐寒性や耐暑性に若干の違いがあります。
とはいえ、日本でなら多くの品種がほぼ問題なく育てられるかと思います。

桜はなかなか樹姿を整えにくい樹で、自由に育てるのならいいとしても、小さく育てようとすると枝が枯れてしまったり変に徒長したりと、ちょっと苦労するかもしれませんね。
よく言いますね。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」。
ことわざなので他の意味も含まれていますが、額面どおり、桜を切るときには少し注意が必要です。

桜の中には実をつけるものあります。
これはいわゆる「さくらんぼ(桜桃)」で、ミザクラともいいます。
主にヨーロッパ系のもので、品種も数多くあります。
実がとってもおいしいので果樹として扱われ、大き目の鉢植えで実を多くつけるようにして育てることが大半ですね。
主に花を楽しむ目的としては不向きといえるかもしれません。

桜(さくら)の盆栽の育て方

桜(さくら)の剪定

適期は11月〜12月頃、または2月〜3月頃で、厳寒期は避けたほうが良さそうです。
花芽を切ってしまうと花が付かなくなりますので、枝元の2・3芽は必ず残しておきましょう。

花を楽しんだ後には花がらを摘みます。
これは花付きをよくするためと病気を防ぐためで、来年以降のためにも行っておきたい作業です。

桜の木は枝を切ったところから枯れこみやすく、太い枝を切るときには注意が必要です。
細い枝であっても気をつけたいところで、切った後には癒合剤を塗るようにしましょう。
また、枝が折れやすい面もあり、針金をかけて曲をつけたいときには注意深くするようにしましょう。

桜(さくら)の植え替え

桜は根の生育が旺盛で、3年も放っておくと鉢の中で根が詰まってしまいます。
そうなる前に植え替えを行いましょう。
適期は葉が落ちた10月頃。3月頃でもいいようですね。

普段は日当たりと風通しのよい場所に置きます。
花期には室内で楽しみますが、2〜3日くらいでまた外に出して日に当てるのが樹を健康に育てるコツです。
葉桜もまた楽しみの一つと考え、十分な日光を浴びせて育てれば翌年の花付きもよくなりますよ。
また、地面の上に置いておくと根がもぐってしまうことがありますので、棚場や台の上に置きましょう。

桜(さくら)の潅水(水遣り)

とても水を好みます。
鉢の表面の土が乾いたら鉢底から流れるくらいにたっぷりと水をやり、乾燥させないようにしてください。

桜(さくら)の施肥

花後の4月後半位から10月位まで、固形肥料を施して栄養を蓄えることで花の付きがよくなります。
少なくとも花後のお礼肥と秋口の2回は施肥してくださいね。
あげ過ぎは逆効果なので、適量を心がけてください。

桜(さくら)の増やし方

主な手段は接ぎ木です。
ソメイヨシノはほぼ接ぎ木で増やされています。
ただ、確率は悪いとされていますが、挿し木が可能な品種もあります。
花を早く見たいときには、接ぎ木か挿し木を試してみるといいかと思います。

実生で増やしたいときには種を取らないといけませんが、桜には自家不和合性があります。
なので、一本だけでは実をつけることができません。
ただ、条件がそろえば種で増やすこともできますし、手に入れることも可能かと思います。
生えてきた桜は、親木の性質をそのまま受け継ぐことはまずありません……
あなただけの桜です!

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