皐月の盆栽の育て方

皐月(さつき)の盆栽

つつじ科の常緑樹で背も高くならず、また暑さや寒さにも強いので手入れがしやすく、その上花の種類が多いサツキは、古くから人々に愛され、庭木や生垣として利用されてきました。
また、そのような理由で盆栽としても広く楽しまれています。

サツキは何といっても花芸が見事であり、一本の樹の中で何種類もの花を見せてくれます。
愛好家も多く、育て方や咲かせ方のコツなど、情報が手に入りやすいのも魅力ですね。

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サツキの育て方

皐月(さつき)って?

開花の時期に合わせて剪定や施肥、植え替えを行います。
それもみな、きれいな花を咲かせるためです。

見映えの良い盆栽を作るためには枝を選んで剪定したり、芽を摘んだり花柄を摘んだりと、こまめな手入れがいります。
こういうと難しく感じるかもしれませんが、通風と採光に気を配った剪定と水を切らさないこと、といった盆栽の基本を守れば非常に育てやすい樹です。
樹自体が非常に強健で芽吹きも多く、ちょっと失敗しても直しやすいという側面もあり、初心者から楽しめる盆栽といえます。

皐月(さつき)の特徴

サツキは躑躅(ツツジ)の一種で、サツキツツジとも呼ばれます。
大まかな見分け方は、3〜4月に咲くのがツツジで5月〜6月に咲くのがサツキとなります。
葉の色や大きさでも区別できるかと思います。

サツキは花芸が非常に多彩で、品種を選べるのも皐月の盆栽の魅力です。
中には一本の木から複数の色・複数の種類がいっぺんにつく咲き分けの品種もあります。

育てていると、根元からひこばえが出てくるのでうまく処理しましょう。

皐月(さつき)の盆栽の作り方

皐月(さつき)の剪定

枝先に5つくらいの芽が出てきますので、そのうち2つを選んで残し、それ以外の芽を摘み取ります。
そして残した芽から出た枝を、葉を2枚だけ残して切ります。
いずれ葉の付け根から新たな芽が伸びてきますので、同じように2芽と2葉を残します。
これがサツキの基本の切り方で、続けていくことで徐々に形ができてくると思います。

花芽分化は6月の末から8月にかけてです。
この頃に強く切り詰めると、咲く予定だった花芽を切りとばしてしまうことになります。
花後にやる剪定は軽くで済ませ、夏の間にはしっかりと樹を充実させてあげましょう。

強剪定は冬の間です。
サツキは、生垣にも使われている通り、刈り込まれても芽を出す強さを持っています。
盆栽のサツキを刈り込むことは無いかもしれませんが、それは言い換えれば剪定に強いということ。
思い切って改作を手掛けてみるのもいいかと思います。
強く切った時は、その次の花には期待はできないかと思いますが、剪定の後でも芽は次々と出てきますので、チャレンジしてみてください。

皐月(さつき)の植え替え

サツキの根は横に広がる性質があるので、浅い鉢に植えた方がいいかと思います。
用土には鹿沼土がよく使われていますね。赤玉土やピートモスなどを混ぜてみるのもいいかと思います。
根が細かくて根詰まりを起こしやすいので、2〜3年に1度は植え替えをして根をほぐしてあげましょう。

植え替えの適期は花後すぐの6月か、厳寒期を避けた冬の間です。

皐月(さつき)の潅水(水遣り)

基本は1日に1回です。夏の暑い時には朝と夕の2回を目安にします。日が良く当たる場所に置いてある場合は土の乾燥も速いので、回数を増やすか日除けをするなどの対策をしてください。
冬の間は土の表面が乾いたらあげるようにします。

水をあげる時は、ジョウロなどで樹全体にかかるようにします。開花している時は花が濡れないように根元にあげます。

皐月(さつき)の施肥

6月に花後のお礼肥、10月〜11月に寒肥を施します。
10月と2月の2回寒肥をあげる方もいます。
肥料の成分と樹の状況によって決められるといいかと思います。

皐月(さつき)の増やし方

挿し木(挿し芽)で比較的簡単に増やせるようです。
梅雨頃が湿度も高く、春から生えた若い芽も充実していていい時期です。
挿し穂は剪定の際に出た枝を利用しても大丈夫です。
ただ、咲き分け品種のサツキの場合は、どの色の花が咲いた枝かをチェックしておくと、お好みの花を残すことができます。
逆に分からなくして、花が出るまでのお楽しみ、といった愉しみ方もありますが、ひょっとすると単一の花しか咲かない株になってしまう可能性もあります。

不要な太めの枝がある場合には、取り木をすることもできます。

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お勧めの樹

  • 梅(うめ)
  • 皐月(さつき)
  • 花水木(はなみずき)