五葉松(ごようまつ)の盆栽の育て方

五葉松(ごようまつ)の盆栽

様々な樹種で作られる盆栽の中でも、特にイメージの強いのが
「松の盆栽」ではないでしょうか。
その松の中でも人気の高いのが「五葉松」です。

黒松や赤松に比べて葉が短く、小さめに仕立てても大樹のような風格を持たせやすいということで、好んで育てられていますね。

五葉松の中にもいくつかの品種があり、有名なところでいえば
「瑞祥」や「九重」「明星」などで、実はもっとたくさんの品種があります。

仕立て方としては黒松や赤松とそう変わりません。
基本を抑えてしまえば意外と手間のかからないのが松の特徴でもあります
ぜひ、一鉢手に入れられてみてはいかがでしょうか。

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五葉松の育て方

五葉松(ごようまつ)って?

五葉松(ごようまつ)の特徴

一般に松は針状の葉が2本対になって生えているが、五葉松はその名のとおり葉が5本あります。
そのため他の松に比べて葉が密集しやすく、また別名を「姫小松(ヒメコマツ)」というように背も大きくなりにくい特徴があります。
盆栽用の樹種として好まれているのはこの特徴のおかげで、特に八房(やつぶさ)と呼ばれるものはそれが顕著です。

一方で、五葉松は芽を吹きにくいともいわれています。
黒松のように新芽をぽきぽきと折ってしまうと、新しい新芽が出ずに枝が枯れこんでしまうこともあります。
大きさを維持するためにも剪定の技術は欠かせないものなので、チェックしておきましょう。

五葉松(ごようまつ)の盆栽の作り方

五葉松(ごようまつ)の剪定

5月頃になると新芽が充実してくるので、その芽を根元のほうに数芽残して指先で折ります(みどり芽摘み)。
また、芽自体が3股になっていることが多いので、真ん中の芽は根元から折って、2股にするようにします。
勢いが弱いと感じる枝なら、折らずにそのままにしておきましょう。

古くなった葉は秋になると自然と落ちますが、残っている場合には手で取ってしまいます。
古い葉が残っていると木の懐に光が当たらず、また風通しも悪くなるのでよくありません。
通風と採光をしっかりとやれば芽吹きにくい五葉松でも胴吹き芽を出しやすく、その芽を使って切り戻すこともできます。
逆にいえば、新たな芽がないところまで切り戻すと枝が枯れてしまうことになるので、注意しましょう。
余分な小枝や忌み枝を処理するのも秋の剪定時期になります。

五葉松(ごようまつ)の植え替え

3月頃が適期です。
自生地のような乾燥ぎみの土を好む傾向がありますので、赤玉土に桐生砂などを混ぜて使いましょう。
日光にはよく当てたいところですが、夏場に直射日光をがんがんに当てると弱ってしまうかもしれないので、半日陰などに置いてください。
同じように冬に霜に当てるのもよくないので、軒下などに置きましょう。

植え替え時は根張りを作るチャンスでもあるので、植え替える位置や高さにもこだわっていきたいですね。

五葉松(ごようまつ)の潅水(水遣り)

黒松ほど水を好まず、やりすぎると根ぐされを起こすこともあります。
とはいえ乾燥しすぎはよくないので、土が乾ききる前に水遣りをしてください。

高山性の植物なので、その状態に近いような管理をするといいかもしれません。
一概には言えませんが、西日といった強すぎる日差しを避け、霧で包まれたイメージの葉水なども良さそうです。
それぞれの土地や環境に合わせて試してみてくださいね。

五葉松(ごようまつ)の施肥

高山の痩せた土地に自生する樹なので、それほど肥料は必要ないようです。
黒松に比べて控えめに。
それでも冬越しには結構な体力を使いますので、秋はちょっと多めにするといいかと思います。

五葉松(ごようまつ)の増やし方

品種ものが多いこともあり、主に黒松を台木にした接ぎ木で増やされています。
新たに五葉松を手に入れるときには、台木との継ぎ目がきれいなものを選びましょう。
五葉松を台木にしたものもあり、こちらは継ぎ後が目立ちにくいみたいですよ。

挿し木は難しいみたいですが、瑞祥に限っては挿し木も比較的容易なようです。
剪定で小枝が出たならぜひ挿しておきましょう。

吾妻五葉や那須五葉といった産地物は実生でも増やせます。
品種物の場合は親木の性質を受け継ぐとは限らないので、接ぎ木されることが大半ですね。
でも……
実生は楽しいですよ(笑)。

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お勧めの樹

  • 黒松(くろまつ)
  • 赤松(あかまつ)
  • 杜松(としょう)