一位(いちい)の盆栽の育て方

一位(いちい)の盆栽

一位は常緑の針葉樹。比較的寒冷な場所に自生する樹です。
別名を「アララギ」。東北などの自生地では「オンコ」という名前で呼ばれています。
東北や北海道ではよく利用されていて、普段から見かける木です。

盆栽としても古くから栄養されてきました。
松や真拍ほど有名ではありませんが、密生する葉と堅い幹が盆栽向きではあります。
神(ジン)や舎利(シャリ)の見応えも相まって、松柏盆栽の中でも確固たる地位を築いている樹なのです。

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イチイの育て方

一位(いちい)って?

一位(いちい)の特徴

耐陰性・耐寒性が強く、生垣にも利用されていますね。庭木としては全国でみることができます。
年輪の幅が狭く密であるために木材としても利用価値が高いです。
その特性から、盆栽としてはジンやシャリを持った姿が印象深いですね。
ちなみは一位の変種として「伽羅木(きゃらぼく)」があります。
葉のつき方で見分けることができますね。

雌雄異株で、雌株は赤くて特徴的な形の実(球果)をつけます。
ちょうどぐい呑みを逆さにしたような感じで、中には種が見えています。
この赤い果肉は食べられて、ちょっと甘くておいしいです。
でも種には毒があるので種は食べないようにしましょう。

一位(いちい)の盆栽の作り方

一位(いちい)の剪定

剪定は2月〜3月頃が適期となります。9〜10月頃でも大丈夫です。
成長はゆっくりなので、じっくりと姿を整えていくようにしましょう。
芽吹きはよく、新芽が伸びる時期はまるで花でも咲き誇ったかのような賑わいになります。
なので、形作りの際の芽摘みは欠かせません。
伸びてくる芽を順次摘んでいって、樹勢を平均化することも大切です。
生垣にも使われている通り刈り込みには強いので、追い込む時にはしっかりと切ってしまっても大丈夫だと思います。

一位(いちい)の植え替え

春の芽出し前、3月頃に植え替えを行います。
期間は2年くらいを目安にしましょう。

自生地に近い環境がやはり好みで、盛夏の頃には遮光してあげたほうがいいかも知れません。
また、厳寒の頃には寒風を避けられる場所がいいです。
普段は棚の上で管理します。

一位(いちい)の潅水(水遣り)

「水松」との別称があるほどの水好きな木で、潅水はたっぷりとあげるようにしてください。
葉水も好むので、春先や夏場は意識して葉にも水をあげましょう。

一位(いちい)の施肥

3月と10月、1年に2回ほど肥料をあげましょう。
盆栽用の玉肥で大丈夫です。
肥培が目的でないときには、少し抑え目にしたほうが成績がいいようです。

一位(いちい)の増やし方

一位は挿し木が比較的簡単な樹です。
剪定などで出た枝を挿し穂にして、動かさないように土に挿しておけばつくかと思います。
葉が動いているような時期ならそれほど時を選びませんが、活着率でいえば梅雨時が一位です。

イチイの種は食べてはいけませんが、植えるのはもちろんOKです。
採り蒔きにするか、保管しておいて3月頃に植えるかしてください。
種を植えた翌春ではなく翌々春に芽を出すことが多いので、さぞ首も長くなるかと思いますが気も長くして待ってあげてくださいね。

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お勧めの樹

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  • 真柏(しんぱく)
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