真柏の盆栽の育て方

真柏(しんぱく)の盆栽

ヒノキ科に属する植物、ミヤマビャクシンのことを盆栽では「真柏(しんぱく)」と呼んで重宝します。
そのミヤマビャクシンというのは伊吹(イブキ)の変種で、イブキの種類としては生垣などによく使われるカイヅカイブキなどがありますね。

真柏は松柏盆栽の中でも格式の高いイメージがあり、初心者が手を出しにくいと思っていませんか?
そんなことはなく、幹が曲がりながら成長したり、またジンやシャリをいれてみたりと楽しみの多い、とても魅力的な樹種ですよ。

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真柏の育て方

真柏(しんぱく)って?

真柏(しんぱく)の特徴

真柏の自生する場所は高山や海岸沿いの崖など。
厳しい場所で成長する樹らしく暑さや寒さに強い、丈夫な植物です。
水や肥料を好み、成長もゆっくりなので手がかからないわりに、作りやすいというのも特徴です。
ミニ盆栽にするのもいいですし、少し大きめの盆栽にしても味わいがあります。
真柏の盆栽を検索してみると出てくる幹が白骨化した状態のものには、古木感が漂い風格がありますよね。
その神や舎利も真柏の魅力の一つなので、ぜひ挑戦してみてください。

真柏(しんぱく)の盆栽の作り方

真柏(しんぱく)の剪定

真柏の剪定は芽摘みが主な作業となります。
樹の輪郭からはみ出る元気のいい新芽を手で摘み取るのが一般的なやり方です。
ただ、すべてを手で摘まなくても、場所によってはハサミを併用するといいかと思います。
そのときにはハサミを斜めに入れるようにしてください。横にばっさりと切ってしまうと葉が赤くなったり、枯れてしまったりします。
また樹勢を弱らせるような切り方をすると杉葉が出てしまうこともありますので注意しましょう。

古い葉をすかすのも大切。松柏類などは特に、古い葉がいつまでも懐に残っていると風通しが悪くなり、枝が枯れ込んだり害虫が付いたりします。
見えにくいところこそしっかりと手を入れてあげてくださいね。

同じ箇所から複数の枝が出ているところは、2本になるように切ってください。そのままにしておくとそこだけ枝が太り、ごっつくなってしまいます。
また、幹の途中から出てくる胴吹き芽も欠くようにしてください。

真柏(しんぱく)の植え替え

植え替えは春先(3〜4月)と秋口(9〜10月)が適期です。
植え替える鉢に合わせて根をほぐし、細かい細根を残して、横に走るような太目の根は切ってしまいましょう。
浅い鉢に植えるときには高さも意識して、大胆に切り込んでいってください。
植え替えた後はどうしても樹が弱るのでしばらくは日陰に置いて、慣れてきたら日に当てるようにしてください。

真柏(しんぱく)の潅水(水遣り)

水が好きな樹なので、たっぷりとあげるようにしてください。
暑い時期には葉水をしてあげるといいかと思います。

真柏(しんぱく)の施肥

盆栽用の固形肥料を4月頃と10月頃にあげるといいかと思います。
肥培を目的とするときや植え替えを控えているときなどは少し多めに施肥しておきましょう。

真柏(しんぱく)の増やし方

挿し木がとても簡単にできます。
新しい葉と基の木質化した部分とを一緒に切って挿し穂とし、土に挿しておくと高い確率で活着します。
時期としては6月〜7月の梅雨時がいいようですが、春先に挿しても大丈夫です。

お勧めの樹

  • 黒松(くろまつ)
  • 杜松(としょう)
  • 一位(いちい)